ars●bit シンポジウム #2「アート×ゲームの新潮流をつくる──〈遊び〉と〈芸術〉が融合する世界に向けて」、オープン1周年を迎えた渋谷404 Not Foundにて、8月12日に開催。

プロジェクトの中核となるアート×ゲーム分野で、日本発の世界的な芸術ムーブメントをどう構想していくべきなのかを、新たなブレーンを招きながら考えます。

■00年代のスーパーフラット、10年代のチームラボ世界展開、そしてEXPO2025大阪・関西万博のその先は?

戦後日本のポップカルチャーの歴史を現代美術として捉え直した村上隆の「スーパーフラット」、日本的なデジタルテクノロジーの活用で体験型アート施設を世界中に展開するチームラボ、そして現在はEXPO2025 大阪・関西万博のパビリオンでも注目を集める落合陽一が掲げる「デジタルネイチャー」をはじめ、カルチャー×テクノロジー×アートの接触界面からは、これまでも数々のスターやムーブメントが登場しています。

こうした脈絡を受け継ぎ発展させながら、ここにars●bitが推進するゲーム・カルチャーや〈遊び〉にまつわるコンセプトが合流することで、どんな世界像を拓けていけるのか?

現代アートとインディーゲームの領域で分野横断的に活躍するars●bitの中核アーティスト・たかくらかずき氏、および大阪・関西万博でのクロスオーバーイベントをはじめ新たなコラボレーションを企画中のキュレーターの高橋洋介氏を迎え、世界展開への道筋を徹底的に討議します。

■プロジェクト初の本格的な海外企画展〈ART BIT MATRIX -TOKSATSU to VIDEOGAME-〉が8月末からシンガポールで開幕。さらに欧州展開に向けて、日本のアート×ゲームは何を発信できるのか?

ars●bitプロジェクトとしては初めての本格的な海外でのキュレーション展となる本展を足がかりに、どんな芸術ムーブメントが構想できるのか。『ゴジラ』から『ポケモン』へと続く戦後日本80年のポピュラーカルチャー、原爆から生成AIへと至るテクノロジーの歴史を出発点に、アジアや日本の宗教美術、さらには〈遊び〉と〈芸術〉の根源を問い直すような新たな展示コンセプトを模索。

かつて歴史家のヨハン・ホイジンガが唱えた「ホモ・ルーデンス(遊ぶ人間)」を現代的に拡張した《アニマ・ルーデンス(遊ぶ生命)》とも呼ぶべきビジョンを軸に、いま改めて日本のクリエイター/アーティストたちが、世界に対してどんなメッセージを発信できるのかを議論します。

■開催概要

日時:2025年8月12日(火) 16:00〜19:00

〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町1-4

 Shibuya Sakura Stage SHIBUYA SIDE 4F

 JR山手線「渋谷駅」より新南改札を出て徒歩3分

入場料:無料

主催:一般社団法人渋谷あそびば制作委員会 / 404 Not Found

助成:

■プログラム

モデレーター

 石川武志(404 Not Found プロデューサー / 渋谷あそびば制作委員会 理事 )

パネラー

 高橋洋介(キュレーター)

 豊川泰行(ホテル アンテルーム 京都 マネージャー / art bit キュレーター )

 中川大地(評論家 / 編集者)

 村上雅彦(Skeleton Crew Studio 代表取締役 / 渋谷あそびば制作委員会 代表理事)

16:00 【セッション1】ars●bitプロジェクトの展開状況

  〜プロジェクトの状況紹介、art bit #5、DiGRA 2025、フランス・アルル視察など〜

16:30 【セッション2】ロードマップ2025-2026

 〜企画展〈ART BIT MATRIX〉、EXPO 2025 でのコラボレーション計画など〜

17:00 【セッション3】共同討議:アート×ゲームの新潮流をどう世界に発信するか?

 〜〈遊び〉と〈芸術〉が融合する新コンセプト《アニマ・ルーデンス》を中心に〜

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