The White Anteroom/白い宇宙を万博公式イベントSF狂言『Mono no Aware』で公開。

The White Anteroom/白い宇宙

開演前と開演後には余興として原作・舞台と連動した舞台上の大画面で観客参加型のアートエキシビジョンが展示されます。
お手持ちのスマートフォンで参加頂けるほか、操作しながら音と音が組み合わさって形となった音楽が参加者皆様によってリアルタイムに作成されます。
現場でリアルタイムに作成された楽曲は後日公開予定です。物語と連動した観客のみなさま参加型の新しい体験をぜひお楽しみください。

この「余興」は、新作SF狂言が拠って立つケン・リュウ 『もののあはれ』の一解釈を通して設計された、演劇と横断する体験です。
本編の狂言と響き合う前室(Anteroom)として機能します。

The White Anteroom is a cross-disciplinary experience conceived as one interpretation of Ken Liu’s Mono no Aware, the basis of the new SF Kyōgen.
It functions as an anteroom that resonates with the main performance.

作品概要 / Description
この作品は4名のクリエイターにより2日間で開発されました。 観客のみなさまはQRを読み込むことでこの「余興」にクルーとして参加できます。 正面スクリーンに映し出される《イロソシキ》を、 他のクルーと共に操作することで動きが変化します。 白い空間にぽつんと空いた穴を、みなさまの手で修復してください。 漂流の中で生まれる音は共鳴し、ひとつの物語が紡がれていきます。

This work was developed over two days by four creators. By scanning the QR code, the audience members can join the anteroom as crew. Together with other crew members, you co-pilot the object 《Iro-sohiki》 projected on the front screen; its motion changes according to your collective input. Please help repair the solitary hole that has opened in the white space. The sounds that arise amid the drift begin to resonate, weaving into a single story.

arsobit Project
Creative Jam
feat. SF狂言

Game:
The White Anteroom / 白い宇宙

Creators
Yo Tomura
Ryoya Usuha
HSP99
ma間マ摩(Shin)

Advisor
Kazutoshi Iida
Hiroshi Yoshida
Hisashi Kawakami

Planner
Yosuke Takahashi

Coordinator
Takeshi Ishikawa

展示予定

「ケン・リュウ原作 新作SF狂言 Mono no Aware」開催概要

開催日時:
2025年9月30日[2公演]/2025年10月1日[2公演]
※詳細は公演公式サイトをご覧ください。

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CREATIVE JAMについて

開催概要

開催日程:2025年9月13日(土)・14日(日)
会場::404 Not Found(渋谷サクラステージ4階)
参加者: 若手クリエイター4名(選抜制)※推薦制による選考となります
主催:一般社団法人渋谷あそびば制作委員会 / 404 Not Found
助成:文化芸術活動基盤強化基金(クリエイター支援基金)

プログラム詳細

集中開発体験
選抜された若手クリエイター4名が、2日間の集中開発を通じて、SF狂言の世界観に合わせたゲームプロトタイプを制作します。メンターの指導のもと、アイデア出しから実装、展示準備までを行います。

専門メンターによる指導
開発にあたっては、ゲーム開発と演出分野の専門家2名がメンターとして参加し、クリエイターの創作活動をサポートします。技術的なアドバイスだけでなく、SF狂言の世界観との整合性や観客体験の質を高めるための指導を行います。

演劇×ゲームの革新的な表現体験
「演劇」と「ゲーム」という異なる表現手法を融合させることで、これまでにない芸術体験を創出します。観客にとっては想像力を刺激する新たな舞台鑑賞体験となり、クリエイターにとっては演劇という文脈の中で”遊び”を再定義するユニークな挑戦の場となります。

大阪・関西万博2025での展示
本CREATIVE JAMで開発されたゲーム作品は、SF狂言本番時に実際に展示・体験できる作品として仕上げられ、大阪・関西万博2025の公式文化プログラムの一部として世界に発信されます。

文化芸術活動基盤強化基金による支援
本プロジェクトは、『文化芸術活動基盤強化基金(クリエイター等育成・文化施設高付加価値化支援事業)』の助成により実現しています。

企画立案

高橋洋介 (キュレーター) ※「ars●bit」プロジェクト育成対象者
金沢21世紀美術館主任キュレーター、角川武蔵野ミュージアムキュレーターを経て独立。現在、表参道のハイファッションビルGYREのキュレーターほか、分子ロボット倫理研究会委員、京都芸術大学講師などを務める。「近代的な人間観が滅びた後の芸術」を主題に、主に1990年代以降のテクノロジーと芸術の関係を研究。

参加クリエイター

薄羽涼彌 (映像作家、ゲーム開発者)
ゲームのメカニクスやルール、映像のフレームや時間軸といった構造的な制約の中で生み出される表現の多様さに関心があります。
HSP99 (クリエイティブディレクター、DJ、アーティスト)
インターネット、音楽、ゲーム、アートデザインなど様々な知的感覚を刺激する存在に影響を受けて育ち、現在はオリジナルアートゲームの開発などさまざまな活動をしています。
ma間マ摩(アーティスト)
アート方面では抽象画の系譜に関心があり、特に人のidentificationをモチーフにそれについて自由を感じられるようなものをつくりたいと考えています。
戸村陽(デジタルデザイナー/ALTEMY株式会社)
建築を軸にデザイン・モデリング・アニメーション・ビジュアライゼーション・コーディングを横断し、技術が創造にもたらす新領域を探求しています。

アドバイザー・メンター

吉田寛(東京大学大学院人文社会系研究科教授)
美学・感性学および表象文化論の専門家。デジタルゲーム研究の第一人者として、ゲームの美学的考察を行っています。
飯田和敏(立命館大学映像学部教授)
『アクアノートの休日』『巨人のドシン』などの代表作を持つゲームクリエイター。独創的なゲーム作りで知られています。
川上尚志
『キュレーションフェア』という展示とアートフェアを組み合わせた新しいアート体験を構築し、実践しています。

インスタレーション型作品として

開発されたゲームは、SF狂言上演当日、会場内で観客が実際にプレイできるインスタレーション型作品として活用される予定となっています。

お問い合わせ主催

一般社団法人渋谷あそびば制作委員会 / 404 Not Found

助成

文化芸術活動基盤強化基金(クリエイター支援基金)

〒150-0042 東京都渋谷区桜丘町1-4
渋谷サクラステージ4階 404 Not Found内

担当:石川武志(404 Not Found 超内会長 / 一般社団法人 渋谷あそびば制作委員会 理事)